「世界へ」


自分に取って人生の転機になったタイミングがあります。


2013年8月

初めてポケモンカードの世界大会WCS(World Championships)2013に出場し、圧倒的な会場、圧倒的な競技シーンを目の当たりにしました。

世界中から集まった競技プレイヤーの祭典、会場はポケモンで装飾され、ジャッジや運営スタッフ、撮影機材がたくさん。


オープニングセレモニーもクオリティーが高く、朝から夜中までドキドキしっぱなし。配信卓はカッコよく、あそこでいつか戦いたいと強く願いました。

(出展:The 2018 Pokemon World Championships Have Been Confirmed)


その後日本に帰ってきてから、なんだか燃え尽きたような感じがずっとありました。

どうしてもカードゲームやゲーム大会を海外と比べてしまう。

他にもアナログTCGやデジタルTCGで全国大会に出たり、PCゲームで実績を出したり。ポケモンカードではテレビに出たり配信卓に写ったりイベントに出演したり。

日本国内の様々なシーンを見て来ましたが心の底からドキドキするものはありませんでした。


その頃同時に、自分の周囲ではLoLっていうのが何やらやばいらしいぞと噂になっていました。

海外ではLoLの競技シーンが大きく目立ち、esportsという単語を改めて認識したのがこの頃でした。


LoL WCS 2013

(出展:Faces in the Crowd at the LoL World Finals

2013年の時点で世界ではこれほどの規模で、カッコ良さで、クオリティーでゲームが競技として受け入れられているのか、と当時の自分は愕然とし同時に日本のesportsシーンをどうにかしたいと思ったのを覚えています。だって純粋にワクワクするじゃん。カッコいいじゃん。


そしてCAで内定者アルバイトをする際に、ずっとesportsをやりたいと希望を言い続けついに、2016年8月RAGEで内定者バイトを始めました。

そこから2年間はRAGEばかりの人生だったと思います。


RAGEは本当にカッコよかった。

日本のesportsシーンにおいて、これだけの速度であのクオリティーで最先端を行き続ける圧倒的な力。

Cyberagentじゃないと、CyberZじゃないと出来ないものだと強く思いますし、自分にとっても憧れの舞台になりました。絶対行ったほうがいい。

(出展:RAGE公式サイト https://rage-esports.jp/photo


RAGEでは、その圧倒的な決勝大会を支える予選大会の運営を主に行っていました。

最初はRAGE Shadowverseの最初の大会。1000人規模の大会の設計(当時はノートPCを用いてやっていた)から始まり、徐々に大きく拡大し最終的には1万人規模の大会を回すことが出来ました。そしてプロリーグの始まりまで…

そこまでの2年間、基本的な大会構造、会場レイアウト、競技的な運営方式の設計、大会規約の作成、予選大会の試合運営、リーグの設立など、魅力的なesportsの舞台を支える仕事をずっとしていました。他にも書ききれないくらい細かい雑務がたくさんあったけど、少しずつ理想の世界に近づいている気がして日々楽しく過ごしていました。

本当に様々な方に助けられながら、様々な方と力を合わせながらなんとかやってこれたなぁと改めて想います。


自分が色々なタイトルの様々な大会に参加してきた経験、自分の得意な数字の力、自分が大好きなゲーム。今までのゲーマー人生の経験が役立っていて、このために生きてきたのかと思えるほど、天職のような仕事でした。


でもいつもどこかで引っかかる思いがありました。


「そこにいるのはなぜ自分ではないのか?」


RAGEで働く中、様々なスター選手や、スター選手誕生の場に立ち会ってきました。

昨年はプロリーグの設立にあたりプロ選手の誕生も見ることが出来ました。ゲームで生活できる、プロゲーマーとして給与をもらって活動する。そんな昔憧れていた世界が目の前にありました。

ゲーマーが輝く未来、プロゲーマーがゲーマーの憧れになるような世界。それの実現のため頑張ってきたが、プレイヤーとしての自分自身はどうなったのか。


もちろんRAGEで扱っているタイトルは規約上大会に出ることが出来ません。そこについては諦めがついていました。(規約作ったし…)

しかし自分が昔からやってきて、一度は世界大会にも行ったポケモンカード。

ポケモンカードで日本代表になり、世界大会でも結果を残すという夢は諦めきれませんでした。なので、内定者バイト中、最後の大学生活期間を使ってポケモンカードで改めて世界大会を目指すことにしました。

ポケモンカードは国内では結構珍しいプロツアー式の大会です。

チャンピオンズリーグと呼ばれる大型大会や、シティーリーグと呼ばれる中規模大会、トレーナーズリーグと呼ばれる小規模大会で、それぞれ順位に応じたポイントを集めて行く形式でした。(だいたい上位40人が日本代表になる。)

簡単にいうと長期間継続的に大会に出ないといけない形式っていうことです。


そして始まったWCS2018国内予選。

最初の大型大会で見事入賞し、国内ポイントランキングも3位につけほぼ確実に日本代表を取れる位置にいました。

しかしポケカの大会も、RAGEも勿論土日。ことごとく日程が被り、12月以降全く大会に参加することが出来なくなってしまいました。

そして内定者最後のRAGE、2018年3月21日のRAGE 2018 Spring Finalが終わった時、一時期国内3位につけていた自分はいつの間にか日本代表はほぼ不可能なポイントになっていました。


本当に悔しくて今でも後悔しています。目の前に後少しで日本代表になり世界大会に参加出来るチャンスがありながら、逃してしまった。


esportsを仕事にしたいけど、esportsの仕事をしていると、自分の競技シーンの道が狭まってしまう。


このジレンマから抜け出すことが出来ず、新卒としてesports以外の道に進むことを決めました。


そしてサイバーエージェントに入社してから半年がたった今。改めて今の自分自身を見つめ直し、2つの目標を立てました。


「世界へ」

(出展:Pokémon World Championships 2019 Location Revealed!



①世界最高峰のesports大会を見に行く

League of Legends World Championship 2018 Final

世界で最も競技プレイヤーの多いゲームの世界最高峰を決める戦い。

(LoL WCS 2017 Finalの様子 出展:WORLDS会場にドラゴンを召喚するまで


昨年は会場をリアルタイムレンダリングされたドラゴンが飛び回り、中国LPLではゲームのマップをステージに立体的に完全再現し、選手の登場シーンはカッコよく(16か17の韓国LCK Finalの登場シーンが一番好き)、世界大会のテーマ曲は圧倒的に熱く(今年のRISEもいい、最高はWarriorsだけど)、昨年の試合直後SKTの選手席で泣き崩れたFakerの姿に涙し、会場のファンの歓声は凄まじく、世界最高の大会の会場の雰囲気を生で味わいたかった。自分の目で見て肌で感じたかった。

世界最高の舞台を自分で体験したらきっとプレイヤーとしての自分に対する向き合い方も、esportsを仕事にするという選択肢に関しても決めることが出来る気がしています。

1プレイヤーとして、1ファンとして、1社会人として意味のある旅になるよう、11月3日韓国での決勝戦に向かいます。(なんとチケットは8秒で完売!事前に別チケットで何回も買う練習し、なんとかチケット戦争に勝利することができました。多分次のブログは世界大会の感想だと思います。)


②ポケモンカードWCS2019の日本代表になる

今、休みの日は8時間、平日も仕事が終わった後にポケモンカードの練習をしています。

WCS2019に日本代表として絶対出るために。

それを達成した先に、何が待っているのかは自分でもわかりません。

「趣味の目標に満足し、新たな目標を探すのか。」「また再来年その次も日本代表を取るために頑張るのか。」「日本代表になれずにまた悔しい想いをするのか。」

何があるかはわかりませんが、自分の人生に大きな影響を与えることは確かです。そのために絶対に手を抜かず、努力をし続けます。

なるぞ!日本代表。


今回は入社して半年という区切り、その想いを改めて文章にして見ました。チラ裏みたいな内容ですが、区切りのタイミングで何を考えていたかアウトプットとして残すことは、いつか読み返した時に意味あるものになるだろうと思っています。

最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。


新卒ゲーマー

18新卒久保のブログです。ゲームとか色々

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